トレード日誌の重要性

ある時、家族と食事をしていて妻の職場の話になったのですが、その話がトレードに通じると感じたところがありましたので、紹介したいと思います。




妻の職場と自衛隊の組織の違い

私の嫁は、某介護施設で働いていますが、介護職は仕事の内容の割に貰える給料が少なく、離職率が高いという問題点があります。

また、離職率を高くしている要因はこれだけではないんです。

給与体系がその施設で働いた年数ではなく、介護職に就いていた年数によって決まるということもあり、他の施設から流入しやすいというメリットがある反面、特に若い職員が同じ施設に定着しづらいというデメリットもありました。

そういうことで、離職率を低くするにはどうすればいいのだろうという話になりました。

給与体系の部分は、税金から拠出されているという特性から、規則である程度、基準が決まっていて動かせないところがあります。

しかし、職員が職場に愛着を感じるのは、決してお金だけではありません。

私の経験からいえば、自分の仕事が上司や同僚から正しく評価されている状況では、職場に愛着を感じるはずです。

というより、実は日本人の場合、他人から認められることの方が強いかも知れません。

ということで、嫁さんに、こうアドバイスをしました。

「評価基準を明確化することを提案してみたら。」

振り返りの積み重ねが自衛隊の組織の強み

自衛隊の場合、隊員を評価する基準は非常に明確で、人事の評価基準から、職種能力の評価基準などに至るまで、明文化されています。

私は人事をやったことがないので、職種能力の評価基準で例えてみます。

私が勤務していた通信職種では、アンテナを建てたる為の指揮動作や時間などであったり、交換機から電話端末まで回線を構成するまでの指揮動作や時間など、事細かな評価基準があります。

そして、その評価の履歴は、賞詞や勲章などによって可視化されます。

自衛隊、特に陸上自衛隊は、【人】が戦力です。

隊員がどういった時に力を発揮し、どういった状況で士気が落ちるか、旧軍から続く長い歴史と伝統の中で認識し、自衛隊という組織自体に、自然と隊員が力を発揮し、士気を落としにくくする仕掛けができています。

何故?そんな仕掛けが出来上がっているのか?

自衛隊は、訓練の後、必ずAAR(After Action Review)と呼ばれる会議を開きます。

AARは、もともと米軍が用いた振り返りの方法の一つで、訓練を実施した中で、良かったこと、悪かったことなどを振り返り、評価し、改善事項を洗い出します。

嫁さんの職場には、こういった積み重ねによって組織を強くしていく仕組みがありませんでした。

これでは、組織が強くなることはありません。

同じ事が、トレードにも言えます。

メディアが伝える短期売買のメリットの嘘

デイトレードなどの短期売買に関する書籍を手にして読んでいると、デイトレードのメリットとして大体出てくるのが、短期売買は売買回数が多くなるから劇的に技術が向上するという机上の空論です。

売買回数が短期間で多くなると、まず、個々のトレードを記録することが難しくなります。

トレード記録を真面目に実践しているトレーダーなら、短期売買で、例えば毎日100回以上トレードした場合、その記録や検証がどれだけ大変か、イメージができるはずです。

つまり、まともにトレード記録を実践したことがないトレーダーが、想像で書いているということです。

何故?各メディアが揃いも揃って、こういった空論を唱えてしまうのか?

それは、大手メディアのほとんどが、ライターを使って記事を書いている現実があるからです。

ライターは、基本的にクライアントから指定されたタイトルやキーワードを使って記事を書きます。

しかし、トレードが上手なライターや相場の知識が豊富なライターであっても、全部を網羅しているわけではありません。

どうしても、わからない情報などは、ネットなどのメディアを使って情報をインプットをするわけですが、そのインプット元である情報も、トレード記録を実践したことがないトレーダーが記事を書いていたりすると、間違った情報である可能性が高まります。

そして、大手メディアの情報が間違ったものばかりになり、それを読んだネットユーザーが、間違っている情報を信じ込んでしまう結果となります。

短期売買は売買回数を絞り、トレードに一貫性を持たせて記録・検証の価値を上げる

また短期間で売買を繰り返すと、トレードの仕掛けや手仕舞いの一貫性は雑になって薄れ、記録していたとしても、その価値すら意味を失います。

短期売買のメリットを活かすためには、逆に売買回数を絞って、トレードの仕掛けや手仕舞いの一貫性を担保し、それを記録・検証していくことが大切です。

まとめ・効率的に技術を向上させるには、記録の振り返りが重要

相場の原理原則インジケーターやEAをお使いのユーザーの皆様には、自動でトレード日誌を記録するツールを6月初旬に無料でお配りしますが、そのツールをダウンロードし、使用するだけで安心してはいけません。

しっかりと振り返り、トレードについて分析してみて下さい。

1つ1つの行動は、大したプラスにはならないかも知れません。

しかし、それが積み重なっていけば、いずれ大きな差となって、トレーダーとしての強さになっていくはずです。

そのためには、エクセルを活用されることをオススメします。




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