FX攻略法。三角持ち合いでトレンドを先読み!

三角持ち合いは「レンジ相場からトレンドが発生する」タイミングをはかることができます。
チャート上にラインを引くだけで、すぐに実践できるため、テクニカル分析として愛用されている方が多くいます。
それでは、三角持ち合いの基礎知識からみていきましょう。




そもそも三角持ち合いとは?

三角持ち合いとは、名前の通り「チャート上に表れる三角形のライン」を意味します。これは、ローソク足が上昇・下落しながら、徐々に値幅が狭くなっていくことで、
三角形のラインが表れることになります。例えば、ドル/円の為替レートが110.500~110.700のレンジ相場だった場合、天井は「110.700」底は「110.500」として意識されます。

このとき、レンジの幅が「110.550~110.650」のように徐々に狭くなると、
サポートラインは上向き(/)になり、レジスタンスラインは下向き(\)になることで三角形(>)に見えるのです。

また、水平線テクニカルの場合、天井・底付近まで為替レートが動くと「ブレイク・反転するのでは?」との思惑から、高値・安値更新を見込んだ売買が活発になります。
このように「売買が活発になるタイミング」をはかるのが「テクニカル分析」であり、三角持ち合いは「レンジ相場が終わり、トレンドが発生する」タイミングをはかる目安になります。

一見すると、方向感なく上昇・下落を繰り返しているレンジ相場は、不規則な値動きに見えますが、三角持ち合いを意識することで、値動きを把握できます。
とくに、為替レートが「反転・ブレイクする」タイミングでは、「これから値動きが活発になる」というサインを出していることがあり、
このサインを見逃さずにトレードすることが、勝率を上げるFX攻略法となるのです。では、三角持ち合いによる「上昇・下落のサイン」には、どんな種類があるのでしょうか?

三角持ち合いの種類

三角持ち合いには「上昇型」や「下落型」または「方向感なし」や「ダマシ」といった種類があります。
それぞれの特徴を知ることで「下落型をみて、この三角形は上昇サイン」や「三角持ち合いをブレイクしたら必ず順張り」など、間違った解釈でエントリーしないようにしましょう。

上昇型の三角持ち合い(アセンディング・トライアングル)

アセンディングトライアングル

上昇型の特徴は、「上昇トレンドライン」と「レジスタンスライン」によって三角持ち合いができることです。
この場合の上昇トレンドラインとは「レンジ相場の中で、安値を切り上げているサポートライン」のことを意味しており、
レジスタンスラインは「水平線」になっていることが多くあります。

例えば、ドル/円が100.500~110.700のレンジ相場だった場合、レジスタンスライン(水平線)は110.700付近にあることになります。
上昇トレンドライン(安値切り上げのサポートライン)は、110.550や110.570、110.600、110.620など、徐々に安値を切り上げながら110.700の水平線に向かいます。

つまり、サポートラインは「/」の向き、レジスタンスラインは「―」により、三角持ち合いが出現します。
この形の三角持ち合いは、レジスタンスラインである水平線を上抜けやすい特徴があり、レンジ相場の天井(110.700)をブレイクして、価格が伸びることになります。

このように、レンジ相場のボックス(110.500~100.700)を突き抜けてトレンドになる前に、三角持ち合いによってサインを出していることがあるのです。

上昇型の三角持ち合い(アセンディング・トライアングル)の事例

下落型の三角持ち合い(ディセンディング・トライアングル)

ディセンディング・トライアングル

下落型の特徴は、「下落トレンドライン」と「サポートライン」によって三角持ち合いができることです。
この場合の下落トレンドラインとは「レンジ相場の中で、高値を切り下げているレジスタンスライン」のことを意味しており、
サポートラインは「水平線」になっていることが多くあります。

例えば、ドル/円が100.500~110.700のレンジ相場だった場合、サポートライン(水平線)は110.500付近にあることになります。
このとき、100.500のサポートラインが厚いほど(何度も反転している、皆が意識している)、下抜けしたときの反動が大きくなるため、狙い目となります。
とくに、為替相場は「上昇よりも下落する勢いの方が強い」傾向があるため、トレーダーの意識が集まり、急落するケースが多くあります。

下落トレンドライン(高値切り下げのレジスタンスライン)は110.620、110.600、110.570、110.550など、徐々に高値を切り下げながら110.500の水平線に向かいます。

つまり、レジスタンスラインは「\」の向き、サポートラインは「―」により、三角持ち合いが出現します。
この形の三角持ち合いは、サポートラインである水平線を下抜けやすい特徴があり、レンジ相場の底(110.500)をブレイクして、さらに下落することになります。

下落型の三角持ち合い(ディセンディング・トライアングル)の事例

方向感なしの三角持ち合い(シンメトリカル・トライアングル)

シンメトリカル・トライアングル
「上昇トレンドライン」と「下落トレンドライン」による三角持ち合いの場合は、方向感がない(上昇・下落のどちらに動くか不明)と判断します。
上昇型・下落型では、どちらかのトレンドラインと「水平線」によって三角形が出現しますが、方向感なしの三角持ち合いには、水平線がありません。

例えば、ドル/円が100.500~110.700のレンジ相場だった場合、110.550や110.570、110.600、110.620のように、安値切り上げによる上昇トレンドラインと、
110.620、110.600、110.570、110.550のように、高値切り下げによる下落トレンドラインによって、レンジの幅が徐々に狭くなっていきます。

このとき、狭くなったレート価格がぶつかるタイミングで、上昇・下落のどちらかに伸びることになるため、事前に「どちらに動くか」を把握することが難しくなります。
よって、この形の三角持ち合いでは「エントリーを見送る」と判断することになりますが、価格が伸びた方向に順張りする準備は可能です。

方向感なしの三角持ち合い(シンメトリカル・トライアングル)の事例

ダマシの三角持ち合い

ここまで上昇型や下落型、方向感なしの特徴を解説しましたが、必ずしも「上昇型なら上昇する」や「下落型は下落する」わけではありません。
レンジ相場では、高い確率で三角持ち合いによって、価格の方向が決まりますが、なかには「ダマシ」と呼ばれるものがあります。

ダマシとは、上昇型や下落型の「水平線」を突き抜けた後に、すぐに反転するケースをいいます。
例えば、上昇型のダマシの場合、レンジボックス(110.500~110.700)の天井付近にある水平線(110.700)を上抜けると、「ボックスブレイク」や「高値更新」とみて
多くの個人トレーダーが、さらなる上昇を見込んで「買いエントリー」します。

そのため、為替レートが110.750などに上昇しますが、すぐに反転して110.650や110.600など、急転直下するケースがあります。
これは機関投資家や大口トレーダーによる「三角持ち合いの上昇型とみせかけて、買いエントリーさせたタイミングで、大量の売り注文を入れて損切りさせる」ダマシになります。

このように大量の資金によって「チャートを描いている」ことがありますので、罠にかからないよう「焦って早めにエントリーしない」ことが重要です。
上昇型や下落型のブレイクを確認してからでも十分、間に合いますので「押し目買い」や「戻り売り」するタイミングを待つ方が堅実になります。

ダマシの三角持ち合いの事例

三角持ち合いの使い方

FXのテクニカル分析として有名な「三角持ち合い」ですが、正しく理解することで、相場の攻略法として使うことができます。
基本的には、ライントレードの一環として意識されている方が多く、チャート上に自分でラインを引くことで「三角持ち合い」を見やすくします。

三角持合いで意識すること

三角持ち合いの「向き」や「形」また「高値圏・安値圏なのか」や「近くにあるレジスタンス・サポートライン」を意識することで、
安易にエントリーすることが減ります。まずは、三角持ち合いの種類と、どんな特徴があるのかを把握して「上昇・下落しやすいサイン」を見逃さないようにしましょう。

また、場合によっては「ダマシ」による値動きがあるため、ブレイク・反転を確認してからエントリーする必要があります。
レンジ相場において、三角持ち合いはわかりやすく、意識している方が多いため、そこを狙い目にしている大口トレーダーは当然います。
とくに「きれいな三角持ち合い」は、意識している方(きれいなので初心者でも見つけやすい)がより多くなるため、ダマシによる反転に注意しましょう。

三角持合いで動く値幅

三角持合いは、フラッグペナントと同様、メジャーリング・パターンとしてブレイク後に動く値幅を見積もることが可能です。
また、ブレイクする時期についても予想できるため、戦い方によっては効率的に値幅を取っていくことができます。

三角持合いがブレイクした場合に動く値幅は、三角形の最も高い位置からその真下にあるサポートまでの距離分、動くとされています。
ブレイクした起点から、その値幅分を加減していくと、概ね目標レートを算出することが出来ます。

ブレイクする時期については、もっとも遅くとも三角形の頂点までにブレイクをしますが、三角形の端から頂点までの距離の2/3付近でブレイクするケースが多いです。
大体その時までに、上に2回、下に2回、リバーサルポイントを作っていることが多いので、その状況が見られたら、ブレイクに備えた方がいいでしょう。
三角持合い,値幅

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FXトレード攻略法。すぐにできるリアルな手法とは?

ここからは、三角持ち合いを使用したリアルなトレード手法をご紹介します。
FX初心者の方は、トレード手法をそのまま真似するのではなく、
「レンジ相場からトレンドになる流れをみる」や「三角の向きによって上昇・下落をはかる」など、手法の理屈を理解することでトレードに応用できます。

逆張りスキャルピング

三角持ち合いを逆張りスキャルピングで使う場合、「レンジ幅が狭くなる前の水平線タッチ」のタイミングを狙うことになります。
具体的に説明すると、上昇型の三角持ち合いの場合、水平線(レジスタンスライン)付近まで上昇することはありますが、一度目の上昇でブレイクすることは稀です。
基本的には「何度か水平線にタッチして反転下落、また安値を切り上げて上昇」を繰り返す流れになります。よって、しっかりと水平線をブレイクするタイミングを待つことになります。

このとき、水平線をブレイクしない(ダマシ)とみて、上昇型の三角持ち合いのレジスタンスラインで売りエントリーする手法があります。
下落型で逆張りスキャルピングする場合も、方法は同じで水平線(サポートライン)で買いエントリーすることになります。

スキャルピングにする理由は、値幅が期待できないからです。あくまでも上昇型の三角持ち合いなら、ブレイクして上昇したときの値幅の方が期待できるため、
それを待っている間のエントリーポイントとして、使用できる手法です。

順張りデイトレード

三角持ち合いを順張りデイトレードで使う場合、ブレイク後の「押し目買い・戻り売り」を狙うことになります。
レンジ相場をブレイクして、トレンドになったことを確認してから(ダマシではないと、判断してから)一時的な反転上昇・下落したタイミングを待ちます。

ブレイク直後は、値動きが激しいため良いポジションを持つことが難しく、ダマシの可能性があるためリスクが高くなりますが、
戻り売り・押し目買いのタイミングを待つことで、比較的に低リスクでエントリーできます。

また、戻り売り・押し目買いの場合は「損切り幅が少なくて済む」メリットがあるため、優位性の高い(利益になりやすい)ポジションを持つことができます。

まとめ

FXのテクニカル分析「三角持ち合い」の「基礎知識」や「三角形の種類」また「基本の使い方」や「リアルなトレード手法」について解説しました。
FXの攻略法として愛用している方が多く、チャート上にラインを引くだけで使用できるため、FX初心者の方でもすぐに実践できます。
ただし、三角持ち合いをブレイクしたタイミングは、値動きが荒くなること(ダマシ)がありますので注意しましょう。





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