株式投資は、株は安いところで買って、高いところで売れば儲かるから簡単だという人がいますが、ほとんどの人ができません。
何故なら、どの株価が割高で、どの株価が割安かなんていう物差しがなかったり、株を安いところで買おうと目論んでいるトレーダーの心理を理解していないからです。
目次
株式投資で勝つためには、順張りブレイクを狙う
株式投資で勝てない人が多いのは、安いところで買おうとすればするほど、高いところで売ろうとすればするほど蟻地獄にはまるということを認識していないからではないでしょうか。
相場のエントリー手法の最も手堅い投資戦術にブレイクがありますが、これは高いところで買って、さらに高いところで売る。
安いところで売って、さらに安いところで買い戻すというエントリー手法です。
しかし、何故、一見難しいと思われるこの戦術が、最も手堅く、初心者にとって最も有効だと言われているのでしょうか?
株式投資で勝つため、株価形成に最も影響があるのは市場心理と理解する
よく、掲示板等でファンダメンタルズを投稿している人がいますが、その情報がもし、最新のものであっても、ホルダー以外無意味です。
私の考え方から言えば、ホルダーですら、それ程意味がないと思っています。
誰か、そのファンダメンタルズ要因を正確に分析して、株価にどう影響するか51%以上の確率で的中させられれば聞く耳を持ちますが、私は断言しますが聞くだけです。
どんなに好決算であっても、どんなに悪い決算であっても、株価がどう反応するかなんて分かりません。
というか、いつ、何が織り込まれているのかも分かりません。
この事実を思えば、株価に最も影響のあるものは、市場心理ではないでしょうか。
株式市場は、よく、想像を超えた動きを魅せます。
「これ以上は騰がらないと思っていたものが騰がった。」
「これ以上は下がらないと思っていたものが下がった。」
こういったことがなぜ起こるかといえば、冒頭で述べた市場心理です。
人間は、株価が安くなれば値惚れをして買いたくなり、実際に現物や信用で買いエントリーをしたりします。
特に、株価が下がっているときほど顕著に信用買い残が増加し、株価が騰がっているときほど信用売り残が増加します。
その結果、買いが買いを呼んだり、売りが売りを呼んだりする結果となります。
例えば、信用残が増えるということは、将来、売ってくる人が増えるということになります。
この信用買いのトレーダーは、時間軸、リスク、エントリーしたポイントが千差万別であり、時間軸が短いトレーダーは、週足・日足・時間足の安値で損切りや利確のための売りをしたりします。
つまり、安値で買おうとすれば買おうとするほど、同じ買い方の売りで後ろから撃たれ、安値ブレイクでエントリーしてくる売り方の増し玉や様子見のトレーダーの売りで、買った瞬間にとっ捕まるという現象が発生します。
では、何故?下がって安くなったところで買ってはダメなのでしょうか?
その理由は、市場心理と需給です。
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株式投資で勝つため、市場心理と需給を意識する
需給の特徴に、株価が騰がれば空売りが増え、株価が下がれば信用買い残が増えるというモノがあります。
多くの人が含み損になる週足や日足の安値で空売りを仕掛ければ、様子見や買い方のトレーダーが売ってくるポイントと重なり、効率的に含み益にもっていくことができます。
特に多くの含み損を抱えたトレーダーの心理的プレッシャーがかかるのが、日足の安値や週足の安値の更新です。
日足の安値更新なら前営業日に買い方に回った人が、週足の安値更新ならその前の週に買い方に回った人が全員含み損になることを意味します。
含み損を抱える中でナンピンをしていけば、信用余力がなくなり、買い方の買う力がなくなっていきます。
売り方が減れば、買戻しを行う買い圧力が減少し、下落するスピードを弱める力が弱まっていきます。
日足の安値や週足の安値更新は、それまでその銘柄の相場を見ていたトレーダーにとっては、安い水準であるため、空売りを仕掛けられず、将来買い方に回る売り方がドンドンと減少します。
反対に売り圧力となる買い方が値惚れをしてナンピンをするため、売り圧力が増加します。
株式投資で勝つため、何故?高値で買い、安値で売るのか?・まとめ
株式投資で勝つためには、市場心理と需給を意識することが重要です。
買いは買い方の買いだけではなく売り方の買い戻しもあり、逆に売りは売り方の売りだけではなく、買い方の売りもある訳です。
そして、すでにポジションを持っている買い方・売り方の中にも、含み損のトレーダーもいれば、利が乗っているトレーダーもいて、そのトレーダーが手仕舞いしてくるポイントも考えなければなりません。
株式投資で勝つためには、ポジションを新規に取る前までに、このトレーダーの心理をイメージしてから入ることが重要です。