底値圏のチャートパターン(ダブルボトムについて)

ダブルボトム

ブログの読者の皆さんは、ダブルボトムといった相場の用語を一度は聞いたことがあるでしょう。
このチャートパターンは、底値圏で最もよく現れるチャートパターンでサイト管理人のような売り専の投機家も、このチャートパターンには注意を払っています。

今回はダブルボトムについて、書いていきたいと思います。

ダブルボトムとは

下落過程で底値を確認する市場の動きで、一番底をつけて上昇後、再び下落して二番底をつけ、反発して一番底をつけた後の戻り高値を上抜けしてくる値動きを指します。
2つのボトム(底)をつけてくることから、「二番底」、ダブル(W)のボトム(底)という意味でダブルボトムと呼ばれています。

一般的に底値圏で出現し、このチャートパターンが完成した場合は、下落トレンドが終焉し、上昇トレンドに転換するサインとして受け止められます。

ダブルボトムの値動きと特徴

① A点では底をつける兆し無し。
② C点でA点の底を終値で抜けきれない(ごく稀に抜けることもある)
③ C点⇒D点の動きで、トレンドラインを超える
④ しばしばネックライン付近で揉み合いが発生
⑤ D点⇒ネックラインへの揺り戻し。天井圏より発生しやすい
⑥ 最小目標値は、A点かC点の低い方の谷とB点の高値までの値幅分、ネックラインより伸ばしたところ
⑦ 最大値は、A点かC点の低い方の谷とB点の高値までの値幅×2

ダブルボトムの事例

<日経平均先物 30分足チャート>

<USDJPY 15分足チャート>
ダブルボトム

ダブルボトムの騙しについて

ダブルの形は、実際にチャートを見てみると、いたるところに見られます。
理由は、ほとんどの場合でチャートはN字型で簡単に抜けていくことがない為です。

そのため、「ダブルの形だからこれはダブルボトム」とやってしまうとドツボにはまります。

ダブルボトムに見えるチャートが、実は単なるレンジであったり、あるいは下降トレンド継続するためにエネルギーを蓄える揉み合いかもしれません。

ダブルボトムのチャートパターンを認識する精度を高めるためには、底値圏で底値を確認するという性格のチャートパターンである事を認識し、事前に下げ止まったポイントの強度(サポートの強さ)の評価、下落するきっかけとなったチャートパターンやファンダメンタルズ要因の大きさなどを押さえておく必要があるでしょう。

ダブルボトム出現時の戦術

ダブルボトムの買いタイミング① トレンドライン突破を狙う

トレンドライン突破を狙う方法は、下降トレンドのトレンドラインを戻り高値のポイントと結んだラインを終値で抜けた次のローソク足の始値を狙う方法です。

ダブルボトム完成前にエントリーする形になるため、勝率は低いですが、ロスカットまでの距離を近くに置け、目標株価・レートまでの距離は伸びるため、リスク・リワードは良くなります。

ダブルボトム

ダブルボトムの買いタイミング② ネックライン終値ブレイクを狙う

一般的な方法ですが、確実性は最も高いです。

デメリットとしては、終値ブレイクでブレイクした値幅によっては、リスク・リワードが悪化してしまう事と、終値ブレイクの幅が読めないため、事前にリスクを分からない所があります。

ダブルボトム

ダブルボトムの買いタイミング③ ネックライン終値ブレイク後の押し目を狙う

ダブルボトムは、ブレイクして、そのまま目標株価・レートまで一気に動くことは稀です。

ほとんどの場合で、ブレイク後、ネックラインかその近くまで押し目を作ります。
この性質を利用しない手はないですよね。

ただ、注意するべき点は、ブレイクが騙しと市場が判定して戻してきている場合もあるということです。

その場合は、ダブルボトムのネックラインを再び割り込み、そのまま一番底か二番底の最深部まで下落する可能性があります。

ダブルボトム

ダブルボトムの買いタイミング④ 戻り高値確認後、一番底の陰線の終値もしくは陽線の始値を狙う

これはどういうことかといえば、先ほど、「ダブルボトムの騙しについて」の項で、N字型で動くことはほとんどないと書いた通り、一番底を簡単に抜けてしまう事は稀です。

この性質を利用し、一番底のローソク足の実体の一番低いところに指値を持ってきます。

ダブルボトム

上のチャートは二番底で指値まで届いていませんね。
一番底と同等の下げが二番底でないとエントリーできない=エントリーチャンスが少ないというのがデメリットです。

ただ、このチャートを見ると、左下の赤丸の所に小さいダブルボトムが完成しているのが確認できます。

このダブルボトムは、二番底が一番底のローソク足の実体の所まで押していますね。
ダブルボトム

もう一つチャートの事例を出します。
ダブルボトム

ロスカットは、一番底の下髭を終値で下抜いたときになると思いますが、「FXの豆知識。ダブルボトムを形成する相場心理とは?」に記載した安値を切り下げるダブルボトムのになった場合は、諦める割り切りが必要です。

その分、リスクは低いですから。

底値圏のチャートパターン(ダブルボトムについて)・まとめ

いかがでしょうか。
ダブルボトムは、市場が底値を確認し、底だと判定した結果、完成するチャートパターンです。

個人の相場観や思い込みで、チャート上に転がるダブル型の動きを「ダブルボトム」としてしまうと、痛い目を見る結果となります。
底値の確度に基づき、それぞれ適切なダブルボトムの買いタイミングを研究していく必要があると思います。

その他、底値圏のチャートパターンには、「逆ヘッド&ショルダー」があります。

底値圏のチャートパターン(逆ヘッド&ショルダーについて)

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