市場心理とチャートパターン

FXや株のトレーダーを目指す方は、テクニカル分析やファンダメンタル分析の勉強のみに重きを置いている方が多いと思います。
しかし、真にチャートを形成しているのはローソク足でも世界情勢でもなく、その画面の向こう側で同じようにトレードをしている「市場参加者」です。





チャートパターンにおける市場心理

テクニカル分析やファンダメンタル分析もある程度、把握している必要はありますが、それ以上に市場参加者の心理「市場心理」の理解は必要不可欠です。

そこで今回は、市場心理についての解説と、実際にどのような市場心理でどのようなチャートが形成されるのか、さらに市場心理をどのようにデイトレードに活かしていくかを紹介したいと思います。

ダウ理論とたまごっちから見る市場心理

ダウ理論やエリオット波動理論からもわかる通り、株やFXのトレンドは必ずいつか終わります。

つまり、株やFX、仮想通貨の値動きは大雑把に言えば「ブーム→衰退→ブーム」を繰り返していると言えます。

ダウ理論によると、上昇相場には「先行期」と「追随期」と「利食い期」というものがあり、それぞれの期間での市場心理はもちろん異なってきます。

市場心理、チャートパターン

今回は、「先行期」と「追随期」と「利食い期」のそれぞれの市場心理について、株やFXではなくたまごっちを例に説明してみたいと思います。

① 先行期(ブーム前)

先行期は、市場の価格が底値であると判断した投資家や、これから人気が出てくる可能性があると考えている投資家たちが買い注文を出し始める時期です。

市場心理的には「ブーム前」になりますので、多くの市場参加者はまだこの時点では注目をしていません。

たまごっちで例えるなら、1996年の商品発売直後のことです。この時点ではそこそこニュースでは取り上げられていましたが、バブルではありませんでしたよね?

② 追随期

追随期は、市場価格が上昇して言うるのを見て、市場参加者たちが買い注文を出し始める時期です。

市場心理的には「ブーム真っ只中」となり、市場価格は上昇トレンドを形成します。

さらに、ブームにある株や仮想通貨だけではなく、それに類似した商品まで買われ、市場全体を巻き込むバブルの発生となることもあります。

たまごっちで言えば、1997年代~1998年の、たまごっちブームにあたります。

このころはたまごっちの値段の高騰もあり、10倍以上の値段で転売されたり類似商品(パチモン)が販売されたりすることもありました。

③ 利食い期

利食い期は、価格が十分に上昇したと判断し、先行期に買いを入れた投資家たちが利益確定のために売りを出す時期です。

市場心理的には「ブーム真っ只中」なのですが、「ブームの終わり」が近づいていることを意味します。

たまごっちで言えば、1998年末のころです。バンダイがたまごっちの続編を出し始めるも全く話題にすら上がらなくなった時期の少し前にあたります。

そして、利食い期が終わると、今度は下降トレンドが始まります。

ブームの終わり=トレンドの終焉

追随期の高値を切り下げる頃、市場心理はやっと「ブームが終わった」というものになります。

多くの投資家は、利食い期の始まりを把握できずに損失を出しますが、市場心理を読み取ることが出来ればそれを防ぐことも不可能ではありません。

この「利食い期」については、サイト管理人が最も重視し、最も得意とする分野になります。
(興味のある方は、ドル円の1日の値動きを精密に予想した「ドル円の値動きのシナリオ」を参照にしてください。)

それでは、今度はデイトレードでもよく見かけるチャートパターンについて、市場心理の目線から1つ解説していきたいと思います。

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チャートパターンから見る市場心理

ここでは特に有名なチャートパターンである「カップアンドハンドル」について、市場心理の目線から解説していきます。
まず、ある相場で拮抗が続いています。

市場心理、チャートパターン

この時、市場心理は「レジスタンスライン・サポートラインどちらを突破するか?」という状態にあります・
さて、ここでチャートがサポートラインを突破したとします。

市場心理、チャートパターン

この時の市場心理は2パターンあります。1つはショートポジションを狙っていた人やショートポジションを保有している人の「良し!そのままいけ!」というもの。もう1つの市場心理はレンジで買いポジションを保有していた人たちの「恐怖」です。彼らは多くの場合、損を出したくないので損切りをしません。

さて、しばらく待つと価格がサポートラインまで戻ってきました。

市場心理、チャートパターン

このように価格が推移した場合、コーヒーカップのようなチャートの形になります。
レンジの部分がハンドル(持ち手)で、下落→上昇の値動きの形がカップ本体に見えなくもないですよね。これが「カップアンドハンドル」と呼ばれる所以です。

さて、先の下落の際に損切りをしなかった人たちは「今回は助かった」「もう恐怖を味わうのはこりごりだ」という市場心理になり、買いポジションの売り注文が大量に発生します。

市場心理、チャートパターン

そして大量の売り注文が出た結果、市場価格は再び下落します。
その後、多くの場合は下降トレンドへと突入します。

以上、カップアンドハンドルが形成されるまでの市場心理の目線での解説でした。
では、実際に市場心理を利用してどのようにトレードをすればいいのでしょうか?

市場心理を利用してトレードをするとは?

先に挙げたカップアンドハンドルを例に、どの様にトレードをすればいいのか簡潔に解説します。

市場心理、チャートパターン

皆さんもお分かりかと思いますが、〇で囲った「カップアンドハンドルを形成した時点」で売りエントリーをすれば、かなり高い確率で利益を得ることが出来ます。

これはつまり、レンジで買い注文を出して損をした人たちの損失を食うという手段になります。
あまり良い言い方ではありませんが、市場心理を利用してトレードをするというのはつまりそういう事です。

チャートパターンにおける市場心理・まとめ

いかがでしょうか。あなたがトレードをしている画面の向こう側には、必ず他のトレーダーがいます。
今回紹介したものはあくまでほんの一例で、他のチャートパターンにもそれを形成するまでの市場心理というものが必ずあります。

画面の向こう側の彼らが何を考えていて、どのような状況なのかという市場心理を把握しようとしなければ、逆にあなたが食われてしまいます。
テクニカル分析やファンダメンタル分析だけではなく、そこからどのような市場心理が沸き上がるのか、どのような市場心理の結果今のチャートを形成しているのかを考える癖をつけていきましょう。





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