エリオット波動とフィボナッチリトレイスメント 2つをFXにどう生かすか

この記事では、エリオット波動とフィボナッチリトレイスメントについての解説をします。
エリオット波動を理解するための前提には、トレンドというものをイメージしておく必要があります。そのため、中身を読む前に、ダウ理論をまず理解してから読んでみてください。

エリオット波動の活用方法

トレンド相場で勝つためには・・・エリオット波動理論をしっかり理解してくださいとしか言いようがないです。
それほど、エリオット波動理論は、トレンド相場を攻略する上で重要な知識と言えます。

エリオット波動を使いこなすことで、トレンドが出来た場合の動きをパターン化させて先読みし、トレンドが反転しそうな天井や大底をあらかじめ予測することができます。

そこに、フィボナッチリトレイスメントなどの小難しそうな数字のテクニックも絡んで来たりするので、ちょっとはじめての方々にはわかりづらいかもしれません。

まず、エリオット波動が何なのかといえば、世界中で支持されている相場分析のテクニックの一つで、「相場にはサイクルというのが存在して、値動きにも一定のリズムが存在している。」とする理論です。

エリオット波動は、株式のアナリストであるラルフ・ネルソン・エリオットが考案したもので、1960年代から投資家から既に注目されている手法です。

エリオット波動理論で提唱されている値動きでは、上昇→下降の波が、規則的に何度も出現することになります。

上昇している相場では、“上昇第1波→下降①→上昇第2波→下降②→上昇第3波”という5の波から成立します。それから、“下降第1波→上昇→下降第2波”という、3つの波によって相場が調整されていきます。

エリオット波動の基本的理論として、“上昇5波・下降3波”という言い方をします。

反対に下降トレンドの場合には、逆の動きをし、“下降第1波→上昇→下降第2波→上昇→下降第3波”のあと、“上昇第1波→下降→上昇2波”の動きをします。

(エリオット波動の詳細についてはこちらでも記事にしています。)

エリオット波動・上昇5波の市場心理

いろいろなチャートからエリオット波動のパターンを発見して、FXトレードに生かすのには、もう少し踏み込んでここにどのような群集心理が働いているのか追っていく必要があります。
値動きのリズムは、群集心理によるところのものが大きいからです。

エリオット波動の上昇第1波は、下降トレンドから反転が起きたときや横ばいから上抜けした時などの最初の動きとして見ることができます。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

ここで、エリオット波動とは誰も気付くことはありませんので、群集心理が働くということはありません。
上昇第1波が、ある程度上昇し続けることで、最初に買っていたトレーダーたちが利益確定のために売りに出るため、下降①することになります。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

ある程度の利益確定が一巡すれば、また上昇しはじめます。上昇第1波を超えて行けば、上値抵抗線上抜けで、多くのトレーダーたちが注目をし買いの勢いが強まりどんどん上昇して行くでしょう。

この時上昇第2波は注目度はかなり高く、一番幅が大きくなる傾向があります。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

上昇第2波で大きな上昇パターンを見せることになりますが、心理的には流石に行きすぎという感じも段々としてくるでしょう。この時、徐々に売ろうという動きが出始めて、再び下降②の道を辿ることになります。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

下降したものの、上昇第1波のラインがサポートとして機能していることを確認したトレーダーが、上昇トレンドが継続していると判断し、今まで乗り切れなかった人たちがここぞとばかり買いに走り、上昇第3波が発生することになります。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

<注釈>
上昇第1波=エリオット波動第1波
下降①=エリオット波動第2波
上昇第2波=エリオット波動第3波
下降②=エリオット波動第4波
上昇第3波=エリオット波動第5波

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

上のチャートのインジケーターが気になる方はこちら

エリオット波動・下降3波の市場心理

上昇の勢いが低下してトレンドラインを下抜けしてしまえば、売りの勢いが高まって下降トレンドへと転換して行きます。

下降第1波がはじまり、ちょっと売られすぎ?と判断した人たちが買いはじめたり、下げ止まりが起これば、再び上昇へと向かうことになります。

しかし、上昇トレンドラインが上値抵抗線となる傾向があり、上昇は、下降第2波と転換することになります。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

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エリオット波動をどう判断するか

エリオット波動を見極めるためには、条件があるので、しっかりそれを頭に叩き込んでください。・

エリオット波動第1波~第5波を確認するための3つのポイント

エリオット波動の第1波~第5波までの流れにおいて抑えるポイントは3つです。

1 エリオット波動第2波は、 エリオット波動第1波の安値を下回ることはありません。
2 エリオット波動第1波、第3波、第5波の中では、第3波の波の値幅が一番小さくなることはありません。
3 エリオット波動第4波の安値が、第1波の高値を下回ることはありません。

エリオット波動とは、群集心理を踏まえパターン化したテクニカル理論です。
ですから、エリオット波動を期待するものの、実際に8つの波動が完成しないことはよくあります。

そして、群集心理のパターン化なので、流動性の低いマイナー通貨の場合、なかなか形成されないことがあります。

エリオット波動をどう使えばいいのか

なんとなくはじめての人たちもエリオット波動がどのようなものか程度は理解出来たのではないでしょうか。
値動きはひとつの波動の中にも更にいくつもの波動があり、どこまでが一つの波動なのかなかなか判断も難しいでしょう。

下降①下降②で下げすぎてしまった場合、エリオット波動が完成しないこともあるので、値幅を判断する目安と言ったものも必要になって来ます。

「押し」と「戻し」

上昇したあと下降しますが、 これを「押し」といい、下降から上昇すれば「戻し」になります。
一般的には、押し幅は、上昇の幅に対して、「1/3」、「1/2」、「2/3」で止まることが多いです。

押しの幅が小さいほど反発の勢いは強くなります。1/3押しよりも、2/3押しのほうが、直近高値までの幅が大きくなりますが、反発直後に買った人たちは、直近高値まで上昇して来たあたりで、 利益確定の売りを出す傾向が高くなり、勢いはそれほど強くなく再び下降モードに転換します。

ですから、下降①の押しが小さいものを選択すれば、上昇第2波で大きく上昇する可能性が高くなります。

ここで、少し注意点について書きます。
1/3と聞いて、0.333とイメージをされる方も多いと思いますが、相場の世界では、0.382のことを指します。
1/2はそのままで0.5、2/3は0.667ではなく、0.618です。

このことについて、「フィボナッチリトレイスメント」で説明をします。

フィボナッチリトレイスメントとの関連性

「1/3」「1/2」「2/3」という数字を出しまたが、これらは、フィボナッチ比率が根拠になっているものです。

そもそも、フィボナッチとはなんなのでしょうか。

フィボナッチリトレイスメントとは

フィボナッチリとは、 どの項も直前の2項を足したものになるという数式のことです。

イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが考案した分析の手法です。

フィボナッチリトレイスメントのリトレイスメントとは引き返す、後戻りするといった意味を持ちます。

0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377……という数列がフィボナッチ数列です。

フィボナッチには、どの項も、1つ前を割る値は0.618に収束、更にどの項も、2つ前を割る値は0.382に収束 3つ前を割る値は0.236に収束という驚くべき比率の法則があります。

この特徴を有効的に活かして、チャートにサポート・レジスタンスラインを引き見極めて行くのがフィボナッチリトレイスメントの手法です。

フィボナッチリトレイスメントの方法

上昇トレンドであれば、そのトレンドの最安値である始点を見つけます。
終点は上昇トレンドの時、トレンドの最高値です。

ここまでで、トレンドの始点と終点を決めることができました。
ここから、始点を100%として、終点を0%として線引きをして行きます。

MT4に標準装備されているUIを利用すれば、0%から100%のラインの間で、「23.6%」、「38.2%」、「50%」、「61.8%」などのラインも自動で表示されます。

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

エリオット波動,フィボナッチリトレイスメント

エリオット波動とフィボナッチの関係

トレンドライン突破や高値安値が切り上げ・切り下げが発生して、トレンド転換のエリオット波動第1波発生の兆候が見られたら、次は利益確定の動きがどこで止まるかという押しや戻りの尺度があった方がいいですよね?
そこで使用されるのがフィボナッチリトレイスメントということになります。

エリオット波動第1波発生後の第2波、第3波発生後の第4波を狙う際の尺度として活用してください。

エリオット波動に関するコンテンツ動画

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エリオット波動とフィボナッチリトレイスメント 2つをFXにどう生かすか・まとめ

いかがでしたでしょうか?
エリオット波動とフィボナッチリトレイスメントについて記事にしましたが、皆様の頭の中に残れば幸甚です。

エリオット波動とは、上昇5波・下降3波という相場のサイクルの法則性を提唱したモノであり、その法則性の基盤は群集心理にある。
FXで勝つためには、このサイクルを理解し、法則性を理解した上で、エリオット波動第3波、第5波を狙ったトレードを心がけることが重要である。

この際、エリオット波動の第1波や第3波からの調整幅を予測するテクニックとしてフィボナッチリトレイスメントを活用すると効率的である。





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