
よく、掲示板などで見られる「明日はGUだな」とか「GDで始まりそう」といった用語を見かけますよね。
今回はそのGU、GDについて書いていきます。
GU、GDの概要
GUはギャップアップ(Gap Up)、GDはギャップダウン(Gap Down)のことで、GU(ギャップアップ)は前日の終値よりも高く寄付く、GD(ギャップダウン)は前日終値よりも安く寄付くことを指します。相場の用語では「窓を開けて~」、「~に放れる」という使い方をされます。
以前、記事にしたGU(ギャップアップ)は前日高値より高く寄り付く。GD(ギャップダウン)は前日安値より安く寄り付く。というのは、サイト管理人が、ジェイク・バーンスタインの著書に掲載されていた寄付きギャップと勘違いをしたものでした。訂正してお詫びいたします。
寄付きギャップアップ、寄付きギャップダウンのチャート事例
白色のラインはギャップアップ、黄色いラインはギャップダウン
ギャップを攻略について、どうすればいいのか
ギャップを見て、中には逆張りをするトレーダーがいます。
例えば、高く寄り付いた銘柄を見ると空売り(ショート)をしてしまう。そんな経験はないでしょうか?
安くなれば安くなるほど買いたくなり、高くなればなるほど売りたくなる。
それはトレーダーの性かもしれませんが、特に大幅ギャップで日足と日足の間が空いてしまった。そういう状況では、この逆張りはご法度となります。
それは何故でしょう?
市場心理を想像してみると、その謎は解けます。
ギャップ発生時の市場心理について
貸借銘柄や最近では一般信用銘柄でも空売りで参戦できる銘柄が増えましたが、例えば、日足の高値を超えて寄り付いた場合、前日に空売りをしていたトレーダーはどうなるでしょう?
こうしてあらためて見ると想像できると思いますが、前日に空売りで持ち越したトレーダーは、全員含み損になります。
恐らく、早く売値(建値)まで落ちてきてくれ!と祈っているでしょう。
しかし、そんな時は得てして、買い方の一通りの利益確定売りが出たら、再び上昇を始めます。
大体、日足の高値や安値を割って寄り付いた銘柄は、窓を埋めたらとっととGUなら上昇、GDなら下降が始まります。
何故かといえば、この中に日足の高値を超えたら買い、日足の安値を割ったら売ってくる様子見のトレーダーが、窓埋めた瞬間を狙ってくるからです。
そういう場面では、負け方向のポジションを持っているトレーダーも、窓埋めで損切り参戦をしてくるでしょう。
また、勿論、逆にナンピンをしてくるトレーダーも存在しますが、こうしたナンピンしている心と資金に余裕のないトレーダーは、将来のトレンドの燃料になります。
ギャップで生起する様々なトレーダーの心理と戦法
ギャップでの市場心理、何となくイメージできたでしょうか?
株式投資の場合、日足の高値で買い、安値で売るという戦い方もあります。
そういった売買をするようにプログラムされたシステムもあるでしょう。
システムも、人間の心理を利用して市場から資金を得る方法をプログラム化していると思いますので、読者の皆様も是非、市場心理について研究してみてください。
ギャップで生起する様々なトレーダーの心理と戦法について、私が駆け出しの頃、市場心理を想像する際に、参考としていたブログを紹介します。
『現物株デイトレーダーへの道のり』トレンドフォロー 第4章から
ギャップ攻略について、さらに詳しく書かれている書籍
バーンスタインのデイトレード入門【電子書籍】[ ジェイク・バーンスタイン ]
kinchanbbh3レビュー |
GU、GDについてまとめた動画
GU、GDのまとめ
ギャップの戦い方は難しいところがありますが、上の項目で挙げている『ギャップ攻略について詳しく書かれている書籍』や『ギャップ攻略について詳しいサイト』で攻略法や市場心理を理解し、読者の腹の中に落とし込んでください。自分自身が納得した戦い方でトレードに臨むことが大切です。
90%に勝る正しい方向の努力を積み上げていった下さい。
記事のアップのモチベーションになります。
読んだ後にポチッとよろしくお願いします!