デイトレードで1日で手仕舞いをする銘柄とスイングで持ち越す銘柄は、その特徴に大きな違いがあります。
その選定基準となるのは、リスクということになりますが、今回は当サイトが特化しているデイトレードに焦点を当て、デイトレードをする銘柄を選定する上で、考慮するポイントについて書いていきます。
目次
デイトレードをする銘柄を選定する上で見るべきポイント
デイトレードの銘柄を選定するにはどうしたらいいか?
サイト管理人によく問い合わせが来るため、選定する上で見るべきポイントをまとめてみました。
デイトレードの銘柄はトレーダーと銘柄の相性もありますが、デイトレードという時間軸で戦略を立てやすいというのも一つのポイントになると思います。
今回はデイトレードの銘柄を選定する上で、より勝てる可能性が高くなる銘柄選定ポイントについて5つ書いていきたいと思います。
デイトレード銘柄を選定するポイント1:ボラティリティの大きい銘柄を選定する
デイトレードは、1日の時間軸で完結するトレード手法です。
この投資手法のメリットは、オーバーナイトをしないため、思いもかけないギャップアップやギャップダウンに遭遇することはなく、リスクをコントロールしやすいというメリットがある反面、手数料の負担が大きく、得られる利ザヤが少ないというデメリットがあります。
このことを踏まえれば、デイトレード用に選定する銘柄は、ボラティリティが大きい銘柄が理想的ということになります。ボラティリティが大きければ、利ザヤを稼ぐことができ、取引回数を押さえることができます。
サイト管理人は必ずその銘柄がもつ1日当たりのATR(1日の平均変動幅)を確認します。
ただ、ATRの場合は、前日の終値より、GU(ギャップアップ)、GD(ギャップダウン)の値幅を含めた数字になることがあるので注意が必要です。
日経レバ(1570)やソフトバンク(9984)のようにGUやGDが多い銘柄は、ATRが1日の値幅と考えると失敗します。
デイトレード銘柄を選定するポイント2:デイトレードはコストが命!スリッページを押さえるため、出来高が多い銘柄を選定する
ボラティリティが大きくても、出来高が少なくスリッページが多く発生していては、その発生する手数料とともに利益を圧迫し、ロスカットの際は損失を拡大させます。
まずはデイトレードをするための十分な出来高があるかどうかを確認しておかなければなりません。
サイト管理人は、ティック回数が多い銘柄から抽出して選定しています。
デイトレード銘柄を選定するポイント3:上位時間軸の高値・安値を確認する
日足の高値・安値、週足の高値・安値、月足の高値・安値などは、様々な時間軸・ポジションを持つトレーダーが意識している価格帯です。
デイトレードで戦う場合、目の前の値動きやチャートを見るだけでなく、上位時間軸のトレーダーが起こす行動をイメージしておく必要があります。
特に成行きで売買を行う場合がどういう時かを意識するといいでしょう。
中長期目線で売買するトレーダーは、月足や週足の高値更新で、それまで下がり続けていた銘柄なら買いを入れてくるでしょうし、空売りであれば手仕舞いするための買戻しをするかもしれません。
スイングトレーダーなら、日足の高値・安値を意識してくるでしょう。
デイトレードという時間軸は、1日の値動きの範囲内の値幅で勝負しなければなりません。
上位時間軸の高値・安値=多くの売買参加者を巻き込んでいる上位時間軸のトレーダーの行動が分かり易いといえます。
このようなポイントにある銘柄を選定できれば、勝つ可能性は高いでしょう。
デイトレード銘柄を選定するポイント4:デイトレードをする銘柄のサポートとレジスタンスを確認する
特に日足のチャネルラインや移動平均線の位置などは確認をしておく必要があります。
このサポートやレジスタンスは、デイトレードの場合、指標の売りサイン・買いサインよりも株価に強い影響を及ぼします。
また、主要なレジスタンスやサポートを寄付きで突破していた場合、かなりの確率で突破した方向に株価が動きやすくなります。
そのブレイクが成功した場合、大きな利益を生むトレード・チャンスをいち早く知ることができるというメリットを生かす意味でも、サポートやレジスタンスの位置は押さえておくべきです。
デイトレード銘柄を選定するポイント5:デイトレードをする銘柄の貸借倍率や曜日、連休などカレンダーを確認
逆日歩が発生している銘柄の場合、特に火曜日などは持ち越せば3日分の逆日歩が確定するため、陽線引けする可能性が高くなります。
曜日的な要因や大きな連休が近づいている週には、そういった需給的な要因があることを頭に入れておくと、戦略を立てやすくなります。
デイトレードをする銘柄を選定する上で、考慮する5つのポイント・まとめ
いかがでしたでしょうか。デイトレードで銘柄を選定する場合、選定して終わりではなく、優位性を確保するためにどのような準備をするかということが重要です。
サイト管理人も以前はその日の値動きなど分かるはずがないという「思い込み」がありましたが、過去に起こったチャートの形や指標から事前に日中の値動きをある程度予測することは可能だという考えに至りました。
勝ち組トレーダーになるため、デイトレードの銘柄選定・戦略の構築ができるように力をつけていきましょう。