ブレイクやトレンド転換などの初動に乗り遅れた時に、いつエントリーするのか。

それまでの一方向に動いていたトレンドが一気に転換するような大きな動きや、膠着した揉み合いからのブレイクに乗り遅れてしまった経験、ありますよね?
しかし、こういった状況で遅れてジャンピングキャッチをしてしまうと、リスクも分からないですし、どれだけ取れるかなんてことも値動きが激しい状況では、判断ができなかったりします。

今回は、こういった場面に遭遇した場合に、天井買いや底値売りをしたりしないようにするためにはどうすべきか書いていきたいと思います。




大きなボラティリティの正体を知る

トレーダーの性で、魅力的なボラティリティを前にすると、「今なら儲けることができるのではないか?」とついつい入ってみたくなる衝動に駆られます。
読者の皆様も、そういった経験がありますよね?

この衝動は、実はトレーダーというよりも人間の本質的な部分でそうさせるモノであり、ボラティリティが大きくなると、それがより強くなります。

何故?大きなボラティリティが発生するのか想像してみてください。

大きなボラティリティが発生した時、トレンド方向にポジションを持っているトレーダーは含み益が増える興奮を、様子を見ていたトレーダーは儲けたい欲望や儲け損なうかもしれないという恐怖を、逆方向にポジションを取っていたトレーダーは、含み損が無限に増えるような不安や恐怖を覚えます。

大きなボラティリティの正体は、トレーダーの興奮、欲望、不安や恐怖といった感情が連続的、かつ爆発的に同一方向に集中した成り行き注文により発生します。

衝動に駆られてエントリーしたトレーダーの多くは、「損をするかもしれない」ということを微塵も考えていません。

このトレーダーが、大きなボラティリティの中に入ると、含み益になったり、含み損になったりの激しい状況に愕然とし、含み損が大きくなったり、その含み損の時間が長く続くとハッと我に返ります。
「もしかしたら、高値(底値)で掴まされてしまったのではないか」

そうなると、この局面で支配される感情は、興奮や欲望より、不安・恐怖になります。

とてもではありませんが、チャートの情報から取れそうな利益やリスクを見積もれる状況ではなくなってしまいます。

それではどうすればいいのか?

次の項目から説明をしていきます。

客観的に押し戻りが発生するタイミングが分かるテクニカル指標を活用する

結論から言えば、オシレーター系の指標を活用します。
相場の「買われすぎ水準」、「売られすぎ水準」が分かるテクニカル指標が、オシレーター系の指標です。

オシレーター系の指標の中でも、特にRSIストキャスティックスが人気がありますが、今回の特性から、RSIの活用の仕方について説明をしいきます。

<押しや戻り発生のタイミングを知るためのRSIの使い方>
RSIの周期については、14です。(見づらい場合は、画像をクリックすると大きくなります。)
ブレイク,エントリー

ブレイク,エントリー

上のチャート画像をご覧ください。
一目瞭然でレンジ相場では30と70のポイントに近づくと、押しや戻りが発生する確率が高いということが確認できるかと思います。

トレンド相場になると、30と70がそれぞれ20と80に変化しますが、チャートの右側でトレンドなのかレンジなのかを判定していくのは難しいですので、初心者などは、この数字に近づいている状況では、ジャンピングキャッチでエントリーをするのは見送る方が無難と言えます。

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乗り遅れた場合は、押しと戻りを待って、冷静にリスクと利益を見積もる

「乗り遅れたら、もう儲けるチャンスはない。」ではなく、
「相場が動き始めたから、次の動きにしっかり乗っかる。」という考え方が重要です。

次の動きに備えることが出来れば、しっかりとリスクに見合ったトレードを実行していくことが可能になります。

まず、上昇トレンドになった場面を前提として想定し、リスクについて考えていきましょう。

損切りするポイントは、リスクを最小にしつつ、利益の最大化を追求できるポイントに設定する

損切をするポイントは、リスクを最小にしつつ利益を最大化できる最小公倍数のポイントが望ましいといえます。

そこでロングを張ったトレーダーの心理を分析してみましょう。

ブレイクによって上への大きな動きが発生した場合、多くの様子見だったトレーダーがロング・エントリーしてくるでしょう。
直近高値で入ったり、終値ブレイクで入ったり、あるいは上昇トレンドに賭け、揉み合いのレンジの下のポイントでロングを張ったトレーダーもいるかもしれません。

市場心理からロスカットポイントを考えると・・・

1 最小リスク=ブレイクの起点となった陽線の安値
2 最大リスク=ブレイクが発生する前の揉み合いの安値

ということになります。
理由は、1はブレイクを見て入ったロンガーが全員含み損になるポイントであり、2は1で含み損になったトレーダーだけでなく、揉み合いの中から入ったロンガーも全員含み損になるポイントになるからです。

丁度、連続で損切りポイントが分かり易く発生していたチャートがあったので、紹介します。

ブレイク,エントリー

こんなに頻繁にブレイクが騙しになると狙う側としてはつらいですが、ロスカットポイントのイメージとしては、画像のイメージになります。

チャートの癖を活用して利益目標を設定する

大きなブレイクの動きがあった場合のほとんどのケースで、その中間地点にフラッグペナントといったチャートパターンが見られます。

中間地点ということは、つまり、衝動に駆られるほど魅力的だったボラティリティの動きを再びとらえるチャンスがあるということです。

<揉み合いはトレンドの中間地点に現れる>
ブレイク,エントリー

<トレーダーの心理をイメージするとこんな感じです。>
※目標レートは、相場の原理原則indiを使ってアウトプットしています。
ブレイク,エントリー

この中間地点というのは、飽くまで利益目標の基準となります。
リスクを賭けている以上、最低基準の値幅を確保したら、後は柔軟に利益を確定させていくことが重要です。

最後の1円まで取ろうというのは、ただの欲張りのすることですので、気を付けてください。

さらにチャートパターンの押し戻りの水準について・・・

フラッグやペナントは、基本的にはブレイクの起点をフィボナッチの起点とすると、23.6%~38.2%の間くらいの非常に小さい押し戻りの動きで現出してくる可能性が高いです。
逆張りをする場合は、これらの尺度や移動平均線、サポートやレジスタンスなどを駆使すると精度が上がるでしょう。

ブレイクやトレンド転換などの初動に乗り遅れた時に、いつエントリーするのか・まとめ

いかがでしたでしょうか。
ブレイクやトレンドの初動に乗り遅れても、全然、平っちゃらな考え方になって頂けたなら幸甚です。

ブレイクやトレンドで大きなボラティリティが発生した場合、そこには衝動に駆られて本能で入ってしまったトレーダーが沢山います。
そのトレーダー達と同じことをしてしまっては、トータルで勝つことは非常に難しいといえます。

トータルで勝つためには、計数的なテクニカル指標などを利用し、押しや戻りが発生するタイミングでないか確認をする。
まだ、押し戻りが発生しそうなタイミングでなかった場合は、ブレイクの起点にロスカットポイントを置いて市場に任せるという選択肢もあるが、押し戻りのタイミングであった場合は、一旦、エントリーを見送る判断が必要。

リスクの見積もりは、トレーダーの心理状態を分析しつつ、リスクの最小化と利益の最大化が図ることが可能なポイントに設定する。

利益目標は、フラッグやペナントの特性を利用しつつ、最低限の値幅を決めたら、あとはルールに従ってエグジットをしていくことが望ましい。

大きなボラティリティと上手に付き合うためには、リスクを管理することが重要だということを締めの言葉としたいと思います。





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